池井戸潤さんの『ハヤブサ消防団』を読みました

池井戸潤さんの『ハヤブサ消防団』をAudibleで聴きました。 物語の引き込み力もさることながら、ナレーターの方の朗読もとても自然で一気に聴き終わってしまいました。

田舎の集落でのまったり移住生活の中に織り交ぜられるサスペンスです。 さりげないワクワク感がたまりません。

僕はよく田舎の方にサイクリングに行くんです。 山間の集落で、あたり全体に杉の香りが満ちているようなところに行くと素敵でつい「こんな所に住んでみたいなぁ」なんて思ってしまいます。 でもよそ者が簡単に移住できるような甘いものでもないよなとも思ったり。 そんな自分は『ハヤブサ消防団』で田舎移住をひとまず疑似体験できただけでも読んだ価値があったというものです。

少しネタバレになるかもしれませんが旬な要素も含まれています。 新興宗教、カルト問題ですね。 最近はマスメディアの統一教会関連報道も少し減ってきてますかね。 根深い問題だと思います。 このカルトの気持ち悪さはニュースを見ても感じられますが、小説を通して触れるとより一層差し迫ったものに感じられます。 小説の疑似体験効果のなせる業ですよね。

ゾクゾクしたい人におすすめの一冊です。 Audibleでは2か月無料キャンペーン中ですからこの機会にどうぞ。